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法律の役割 |
それでは、初めに法律の役目について見ていこう♪ 突然の質問だけど、ひよこ君は人間様を殺(あや)めた事はあるかな? ないよ・・。食べられる事はあっても(ボソ・・) それでは、もし人間様を殺めてしまったら、どうなると思う? うーん・・怒られる。しかも、ゲンコツつきで!! 確かに怒られる事はあるかも知れないけど、それ以上の事が待ち受けているんだよ。 なんと、ひよこ君が住んでいる日本の警察の人がひよこ君を逮捕しにくるかもしれないよ。 そんなヤツ!!突付いてくれるわ! 多分、公務執行妨害(こうむしっこうぼうがい)で、その場で逮捕だね。 それでは。ひよこ君の大好物のミミズ君を殺めた場合はどうかな? なにげに、僕の食生活を暴露していますが・・。 ごめん・・。 正解は、ひよこ君が警察に捕まることはないよ。 それでは、なぜ同じ生物を殺めた事に変わりはないのに結果が違うんだろう? えーと。殺めてしまったものが、餌・・あ!ミミズだからかなー? 正解と言ったら正解なのだけど・・。 まず、なぜ人を殺めてしまうと警察に捕まるのか説明するね。 日本の法律には、刑法という犯罪関係を規定する法律があり、その刑法の規定に 「人を殺したものは・・・死刑又は無期もしくは5年以上の懲役(ちょうえき)に処す」と 規定されていて、警察はこの規定を基(もと)に人を殺めた人を捕えるよ。 一方、刑法にはミミズ等の虫を殺した場合の処罰規定は定められておらず、 ひよこ君がミミズを食べたとしても、刑法に制裁根拠規定(せいさいこんきょきてい)が ない以上、ひよこ君を捕まえにくることはないんだよ。 それじゃあ、安心してミミズを頂く事ができるんだね。 (;゚Д゚) あ!キャビアしか食べないよ! 無理しちゃって・・・。 それでは、もし法律が存在しなかったら、この世の中はどうなっちゃうと思う? そうだなぁ、悪い事をしても警察に捕まんないなら、 お店でお菓子を頂いちゃうかな♪\(^o^)/ ひよこ君、そんな、のんきな事は言っていられないよ。 想像してみて。もし、法律、特に刑法のような犯罪を取り締まる法律がなければ 世の中は犯罪者であふれてクーデタが起きている国のように治安が正常に機能せず、 強欲(ごうよく)な奴が弱い者から金品を強奪(ごうだつ)したり、更にその手段として 相手を傷つけたりと、地獄絵のようになるよ。 法律がなければ「わーい自由だ!!」と思っていたけど、そんな世の中になる可能性があるなら、 やっぱり法体制(ほうたいけい)が整った方が安心だね。 ピヨっピヨっ・・・(♪) そうだよね。 ひよこ君は悪い事ばっかりするから、特に抑止力(よくしりょく)のある刑法などの 法律が気になるところだけど、他の法律も、機能・役目に差はあるけれど、 この社会を円滑(えんかつ)に保つという点では同じような役目を果たしているんだよ。 次のページ→公法と私法・一般法と特別法 |
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